マーケティング2019.01.16
今回は「Webサイト上で対策は必須!採用コンテンツを作る上で3つのポイント」についてです。
「Webサイトを取り巻く外的要因の変化 6選シリーズ」Vol.4の記事は下記になります。
あわせてご覧下さい。
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就職氷河期と言われていた数年前から一転、現在は「売り手市場」と言われ、採用活動に苦労する企業が増えて来ています。
企業は、求職者を「選ぶ」時代から、求職者から「選ばれる」時代へと変化し、企業自ら積極的に人材確保へと動き出さなければならない状況にあります。
そういった時代の変化に伴い、今、あらゆる企業が力を入れ始めているのが『採用コンテンツの強化・充実化』です。世代を問わずインターネットが活用されるようになった現在では、採用の場面でも企業のWebサイトが大きな役割を担っています。
そこで本記事では、次の3つのポイントについてご説明させて頂きたいと思います。
1.採用市場の現状・課題
2.なぜ採用コンテンツの強化が重要視されるのか?
3.採用コンテンツを作る上での3つのポイント
採用市場は、その時代の経済状況や流行などに影響を受けます。
それでは、今の採用市場はどのような状況にあるのでしょうか。ここでは、主に3つのポイントについて取り上げてみます。
ここ数年、「ソーシャルリクルーティング」という言葉が使われるようになりました。ソーシャルリクルーティングとは、その言葉の通り、TwitterやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用した採用活動のことです。
買い手市場の状況では、どちらかと言えば企業側が、応募者とのミスマッチをなくすため、あるいは応募者の人柄を知るためといった理由から、応募者のSNSを見るなどして、採用活動に活用することも多くなりました。
しかし売り手市場となった今、応募者側もまた、ほとんど全ての人が企業発信のSNSをチェックするようになっています。
企業にとっては、Webサイトでは表現しづらい、企業で働く「人」の魅力を発信したり、応募者と直接接点を持つ手段として活用したりするための有効な手段の一つです。
働き方改革が推し進められている今、「働き方」の形は確かに変化しつつあります。
働く時間や場所を選ばない働き方、そして、プライベートの時間もしっかり確保できるように長時間労働の是正を行うこと、そういった働き方の変化が今後の企業には求められています。
「働きやすい職場」の定義も、時代とともに変化します。そして、今の時代の「働きやすい職場」は、“多様な働き方”が出来る職場であるといえます。
特に新卒採用市場において、売り手市場の状況は深刻化しています。
その結果、企業側が内定を出しても辞退する応募者も多く、企業側は採用活動に苦戦を強いられているのが現状です。実際、内定辞退者が増えたという企業は全体の4割を占めていると言われています。
さらには、採用日程のルールも変更されようとしており、「他社の出方や応募者の動きが見えづらくなる」など、否定的にみる企業が大多数です。今後も、応募者優位の状況がしばらくは続くことでしょう。
企業側にとって採用活動の状況が厳しくなり続けている今、Webサイト上の採用コンテンツをより良くしようとする動きが多くの企業で見られるようになりました。
新卒・中途どちらにしても、今は求人情報や企業情報などをインターネットで調べる求職者が増えてきています。
そう考えれば必然的な流れかもしれませんが、先に挙げた採用市場の現状もまた、採用コンテンツの強化へと企業が動く理由に影響を与えています。
ここでは、企業が採用コンテンツに力を入れる主な理由を3つ挙げてみます。
何度もお話ししていますが、今は人口減少に伴い、人手不足や売り手市場と言われる状況にあります。
その中で、企業側からだけでなく、応募者側からも興味を持ってもらえるように、インターネット上での情報発信は今や必須事項となっています。
そうなれば、採用コンテンツもただ作ればいいということではなく、しっかりコンセプトを持ったものでなければ、応募者へ情報が伝わらず、求める人材に興味を持ってもらうことが出来なくなってしまいます。
Webサイトを見て企業研究を行う人は多いので、採用コンテンツの内容を参考にして応募する人が今はほとんどです。
なので採用コンテンツが、企業についてより詳しく、正確な内容で作られていれば、応募者が思い描く企業像と企業が思い描く入社者像の両者にギャップが生まれにくくなります。
ミスマッチを防ぐ方法としては、SNSも頻繁に利用されるようになっています。
最近では、企業サイトとは別に採用サイトを持つ企業もおおいですが、それには理由があります。
企業サイトはどうしても、企業が取り扱うサービスや価格などの情報が中心になってしまい、堅い内容が中心になってしまいがちです。
しかし採用サイトでは、どのような仕事に、どのような人たちが携わっているのかということや、キャリアプランや企業の雰囲気などを全面的に出してアピールすることが出来ます。
そういった理由から、より採用コンテンツには力を入れて、業務そのものや企業の魅力を発信していこうと考える企業は多いのです。
ただ、採用コンテンツを改善していこうと意気込んでみたものの、意識すべきことが良く分からない、何から始めたらいいのか分からないなど思う人も多いかもしれません。
そこでここでは、採用コンテンツを作る上でのポイントを主に3つ挙げてみます。
応募職種によって、また新卒か中途かなどによって、企業が求める人材の基準は異なります。
職種を限定せず、総合職としての募集であったとしても、企業として求める人材像や、一般職とは異なる選考基準があるはずです。
そういった「ターゲット」とする人材像を明確化し、戦略を持ったコンテンツ、導線作りが必要になります。
自社の採用サイトや採用コンテンツを作成するのみではなく、今はその他のサービスとの連携が活用されています。
特に注目されているのが、「Indeed」との連携です。日本では、月間約1,000万人以上のユーザーが存在し、これは「マイナビ転職」の月間会員ユーザーの約2.5倍と言われています。
Indeedの特徴は、「様々な求人情報を一括にまとめて検索できる」「求人・採用・転職の関連キーワードのSEOに強い」「ユーザーの検索経験や状況などにマッチした求人情報を優先的に表示する」といった主な3つが挙げられます。
こういった採用サービスなどの併用で、より多くの応募者の目に触れる工夫も必要になります。
そして、何より忘れてはいけないのは、「働き方改革関連法案」を理解した上での採用コンテンツ作りが出来ているかどうかです。
ついに2019年4月より、随時、働き方改革関連法案の適用が開始されます。
長時間労働の是正や、非正規雇用労働者と正規雇用労働者との同一賃金など、働く環境を改善する上で、今後企業に求められていることが法案化されており、応募者側も当然、企業を選ぶ上でチェックするポイントになります。
企業としてどのように対応していくのか、企業としての立場を示すことは大切です。
採用コンテンツや採用サイトの強化は、今後ますます状況が厳しくなる採用市場を生き抜く上ではとても重要です。
より効果的な採用活動を行うために、自社のWebサイトの改善は常に続けていく意識が必要です。
最後に、本記事の内容をまとめてみます。
1.採用コンテンツが重要視される理由
・より良い人材を確保するため
・入社後の認識のミスマッチをなくすため
・仕事そのものと企業の魅力を発信するため
2.採用コンテンツを作る上での3つのポイント
・ターゲットを明確化すること
・的確な集客方法を活用する
・働き方改革に沿ったコンテンツの内容を取り入れる
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